岡 秀樹 - COWORKING EVANGELIST BLOG -

【寄稿】小さな企業こそ商機あり!デジタルマーケティングを活用せよ!

【寄稿】小さな企業こそ商機あり!デジタルマーケティングを活用せよ!

小さな企業が知っておくべきビジネス戦略

デジタルマーケティングは、とくに小さな企業こそ活用すべきでしょう。小さな企業が知っておくべきビジネス戦略といえば、いわずと知れた「ランチェスター戦略」です。とくに「弱者の戦略」が有名ですが、これは、強い他社と「差別化し、限られた力を集中することにより、その局面において、有意な状況に立つ」という方法論です。いわゆるニッチな領域において「ナンバーワン」を目指すことになります。つまり、弱者の戦略とデジタルマーケティングは、とても相性が良いといえます。

 たとえば、あなたのサービスや商品を本当に求めている顧客であれば、彼らは購入後、あなたのサービスや商品のファンになり、良い口コミを行うでしょうし、その他の顧客を連れてくることも考えられます。そのような顧客と出会い、良い関係を生み出すことこそ、ビジネス戦略の中心になくてはなりません。デジタルマーケティングでは、顧客の目に触れた機会を「流入数(PV=ページビュー)」と呼び、顧客との間に良い関係性をつくることを「エンゲージの向上」といいます。ただ、PV数が高いからといって、すぐに購入や成約につながるわけではありませんし、口コミで良い評価が得られるとも限りません。ともすれば、自分に合わないことを理由に、悪い口コミをされる可能性さえあるのです。

物と情報があふれた社会のソリューション!

デジタルマーケティングツールをうまく活用するうえで、最初にやらねばならないことは、あなたの本当の顧客にとって、検索ルート上にあなたのサービスや商品が存在しているかのチェックです。日本全国どこにでもあるようなサービスを、検索エンジンの上位に表示させたいのであれば、有料広告を活用するしかありません。ですが、ある地域に限って上位に存在させるのは無料でも可能です。たとえば、Googleマップで何かを検索すると、近くのサービスしか表示されません。しかもGoogleは、それを検索結果の上位に表示します。Googleは検索する顧客の地域を理解していますので、顧客にアクセスしやすいサービスとして表示します。Googleにとって地域性とは、いわば特徴であり、ニッチなものとして意味づけできるものなのです。デジタルマーケティングとは、特別なものではなく、顧客目線を考えることに他なりません。

次回は「インサイト・あなたは本当に顧客を理解しているか?」をテーマに、具体的にこれらをどのようにつくっていけばよいかをお話ししてみたいと思います。

寄稿先:データ・マックス