岡 秀樹 - COWORKING EVANGELIST BLOG -

コワーキングスペース運営者が絶対に見るべき映画はこれだ!

コワーキングスペース運営者が絶対に見るべき映画はこれだ!

すべてのコワーキングスペース関係者へ贈る映画

Its a wonderful life (邦題:素晴らし哉、人生!)これぞ、すべてのコワーキングスペース関係者へ贈る映画だ。コワーキングスペースの運営者はもちろんのこと、コワーキングスペースに関わる全ての人々に捧げたい映画。【監督:Frank Russell Capra 1946年】 映画監督スティーブンスピルバーグが大好きな映画の一本であると語り、黒沢明は雑誌の特集「100本の映画」の中で、その一本に選んだ不朽の名作。アメリカ人にとっては、クリスマスに見る映画として、一般的に知られている。

1.人は何のために生き、何のために仕事をするのか?

時代背景は、古き良き時代のアメリカ。物語は、生真面目で心優しい男のストーリー。彼は若き日々より夢を持ち、前向きに生きていこうと決心していたのだが、社会環境・外部環境にによってそれを追うことができない。儲けの少ない家業を継ぐことになった結果、金にずっと苦悩しつづける。それでも、仲間や妻たちに支えられ素朴に生きていくベイリー。しかしある日突然、想像以上の災難に会い、自暴自棄になって自殺を考えようとする。

映画ではこの後、劇的な展開を向かえる。この続きはぜひ、実際に映画を見ていただきたい。自殺未遂を機に知ることとなった「人生とは何か?」の答え。それは、人はひとりの人生で完結することはなく、多くの人々とのつながりの中で生きているという発見だった。世界の中心としての自己から見た世界とは別に、影響を受けた人々の人生が存在していたという事実。他人の人生との関わりの中に、自らの人生があったという発見。

 この映画は、人生とは一体どのようなものか考えるヒントとなるとともに、コワーキングスペースの関係者にとってもたいへん重要な示唆を与えてくれる。どのような人々が影響を受け、これから先どのような未来を描く事になるのか。コワーキングスペース関係者にとって、たいへん興味深い視点を与えてくれるのだ。

2.成功と幸福の境界線

主人公であるジョージベイリーは、映画の最後に、幸福に包まれ、素敵な笑顔をみせる。彼が自殺しようとしたことをきっかけに見出した本当の人生の価値とは、すなわち、多くの人との繋がりそのもの。一方、悪役ポッターの人生はどうだったのか?8000ドルを失ったジョージベイリーが、最後の頼みの綱として、ポッターを訪れた時、彼はこのように語る「これまで助けてきた人たちは、君が困ったときに訪ねていっても、みんなそっぽを向くだろう」。ポッターはこのことを当り前のことのようにジョージベイリーに言って聞かせたが、現実はそうではなかった。ポッターの生きてきた世界観の中には、ジョージベイリーが迎える劇的な展開など予想することはできなかったのだ。

ポッターの人生はどうだったのか?実は、ジョージベイリーの存在によって、ポッターは大成功を納めることができなかったと言える。たいへんな実力者でありながら、その力を発揮することができなかったことを考えると、ある意味では、不遇の人生であったと言えるかもしれない。ポッターにとってみれば、ベイリー一家の存在によって、夢を実現することができなかったのだから、8000ドルは、結果的にポッターにもたらされたベイリー家の代償であったかもしれない。

3.価値の転換/関係性を読むチカラ

悪役ポッターにとっての成功とは、すなわち短期的な成果を積み上げていくものであり、それこそが能力であると考えた。一方主人公ジョージベイリーの選んできた世界観は対照的。ジョージベイリーの選んだ人生は、短期的な苦労を選択することで、長期的な人間関係から生れる価値を手にしたと言えるのだ。

関係性こそが価値創造の源泉であることについては、ポッターもジョージベイリーも認めるところだろう。しかし、そのフォーカスが異なることが重要だ。短期的な関係が成せることと、長期的な関係が成せる未来は全く異なる。とりわけ長期戦のアライアンスを考えるのであれば、長期のための関係性を重要視しなければならない。この映画でいえば、雨の中ジョージベイリーと妻メアリーの二人祝福した、古い仲間の二人であるアーニー(タクシードライバー)とバーン(警察官)の二人がいたように、深くそして良い関係性こそが、主人公の知らないうちに困難に打ち勝つ底力となっている。コワーキングスペースのように、関係性にコミットできる人々たちは、このことをよく理解している必要がある。

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